Person 01

自分がユーザーとして
感じることを活かして
商業空間や住宅を提案する。

住宅企画部 チーフ

細田 真未

2009年入社
文化情報学部 卒業

PROFILE

就活は世の中にどんな仕事・企業があるのかを知る貴重な機会だと考え、業界・業種にこだわらず広く見ていた。その中で生活の場の価値を高めるデベロッパーの仕事に興味を持った。サンケイビルに入社を決めたのは、事業領域・規模ともに将来多角的に大きく発展していく勢いを感じ、一緒に成長していきたいと思ったからだ。休日はグルメな友人たちと各地で話題のレストランへ繰り出すのが楽しみ。

初の商業施設運営を最前線で担った。
エリアマネジメントで地域を取り込む。

入社後は大阪・梅田にあるブリーゼタワー内の商業施設「ブリーゼブリーゼ」の運営部に配属となり、ファッションや雑貨を扱う物販テナントを担当しました。売上を伸ばし、ここに出店してよかったと思っていただく、それが私の役割です。会社としても商業施設運営は着手して日が浅く、蓄積されたノウハウはありません。しかし、個人的にも関心ある分野で、店長はじめスタッフの方と年齢も近く、毎日担当店舗を訪ねては関係を深めていきました。2年目以降は、「ブリーゼブリーゼ」の賑わいをつくるため、エリアマネジメントに取り組み、朝活イベント「西梅田朝大学」や「西梅田打ち水プロジェクト」を担当、プロジェクトリーダーとして地元企業や近隣商業施設を巻き込みながら企画・運営しました。コンテンツ作りから協賛依頼、経営層への説明、当日の運営まですべてを担当、一つのプロジェクトを多数の関係者をまとめながら実現するという仕事の醍醐味を味わいました。自分の企画で街の人が動き、新たな繋がりが生まれる――かけがえのない体験でした。

激しくなる競争の中で立地特性を再分析。
最適なテナントミックスの実現に奔走。

「ブリーゼブリーゼ」の仕事が4年目に入る頃は、多数の担当テナントと契約満期を見据えた交渉真っ只中のタイミングでした。既存テナントの契約更新やリニューアルを見据えた新規テナントリーシングに携わりました。梅田エリアでは商業施設が続々と開業し、オープン当時とは状況が変わり競争が激しくなっていました。改めて立地特性や「ブリーゼブリーゼ」のターゲット像を整理し直し、建物全体として集客や収益アップが期待できるテナントミックスの再構築が求められました。私自身もゾーニングやテナント候補をリストアップして出店交渉に臨み、一方的な条件の提示ではなく、先方の意向にも配慮した提案を心掛けました。梅田周辺に多くの出店区画がある中、「ブリーゼブリーゼ」に共感して出店を決めていただいた時は、本当にうれしかった。一緒に“街”を盛り上げていく同志を得たような気持ちになりました。

ご家族に末永い暮らしの場を提供する。
責任と大きなやりがいを感じた。

入社7年目に住宅企画部に異動。勤務地も大阪から東京に変わりました。分譲マンション「ルフォン」シリーズの企画・推進が任務です。商業施設運営は、すでにできあがった“箱”をどう育てていくかが仕事ですが、住宅企画は一から物をつくり上げていく仕事です。具体的には、用地の取得部署が仕入れた土地に対して、立地条件やマーケットを考慮しながら、住戸プランや共用部などの商品企画を行います。着工後は施工会社や設計会社と細部に渡る打ち合わせを重ね、建物を竣工に持ち込みます。またそれと並行して、販売会社や広告代理店と協働して販売価格の決定、モデルルームの立ち上げ、広告を展開、集客・契約・引渡を行います。住まう人の生活拠点を提供する仕事です。細かなプランの調整、設備の選び方一つひとつが積み重なり、お客様の毎日が大きく変わる――そのやりがいは大きく、また緊張感もありました。設計・施工・販売の各場面の関係者も多く、プロジェクトリーダーとしての責務は大きいです。しかし、自分が企画したマンションのモデルルームにお見えになったお客様が、新しい暮らしを想像して目を輝かせていらっしゃる姿を見たとき、すべての苦労が吹き飛びました。

アンケートや座談会で入居者の声を聞き
もっと楽に、快適に、設備仕様を大改定。

分譲マンション事業を担当するようになって3年目のことです。「ルフォン」シリーズとして、よりユーザー目線での使いやすく自分らしく住まえる住空間をつくるべく「ラシック プリュス」という商品企画プロジェクトを立ち上げました。 “家事楽”や“カスタマイズ”のニーズが高まっていると感じたからです。過去の分譲物件のご入居者様にアンケート調査や座談会を実施してご意見を伺い、水まわりと収納を中心に、設備仕様の改定を行いました。コストとのバランス、設計や施工との調整など検討事項は少なくありませんでしたが、「そうそう、こういうのが欲しかった!」という声を非常に多くいただくことができました。また、現在はTokyo Metroビジョンなどで公開中のブランドCMの担当として、分譲マンション「ルフォン」シリーズと賃貸レジデンス「ルフォン プログレ」シリーズの認知拡大に向けたブランディング活動にも取り組んでいます。生活者としての自分の視点を大切に、さらに選ばれるマンションブランドに育てていきたいと思っています。

(2021年10月インタビュー)

for my [Future]

コロナ禍を経て、住まいで過ごす時間が増え、マンションへの関心が高まっていると感じています。テレワークも定着してきているので、例えば当社のホテルリゾート物件を活用したサブスクリプションプランを付帯サービスとして提供するといった、当社の事業領域を横断したコラボレーションなど、ソフト面での提案を行ってみたいと考えています。これまで担当した商業施設も分譲マンションも、私自身もコアターゲットとなる場所です。私なりにこれからの暮らしの在り方を考えながら、住まいや街の未来の姿をサンケイビルのフィールドを活かして提案していきたいと思います。

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